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文慈部:あなたをそこから自由にする名文たち

ビジネス

「小さなチーム、大きな仕事」からの文を慈しむ。

進化は常にうまくいったもののうえに築かれ、過去の失敗は引きずらない。あなたもそうであるべきだ。

「小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード」 p23

文と書籍の解説。

著者のジェイソン・フリード氏とデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏曰く、本書は一風変わったビジネス書。確かに変わっている。全体的にブッ飛んでいる。面白い!
世界の現実に挑み、そして無視させてくれる本とでも言えましょうか。
スッキリする物言いが書き連ねていますが、今回の文もその中の一つ。最初の印象は、ああ、なるほどな、と。励まされ、戒めでもある言葉。同じように今読んで下さっているあなたにも伝えたい。

自分の人生の中でも、うまくいったものが残ると思うと、いろいろと気にしなくてもいいのだなと、そう受け入れるしかないし、そう思えば楽にもなる。
うまくいったものが残る。つまり、今目の前に残っているものは適者生存した結果。物であれ、事であれ、人であれ。すごくシンプルに、残るものは良いもの。必要なもの。理由があるもの。見方というか角度を変えるとかなりシビアな言葉でもある。世の中にとってはとても辛いのだけれども覚えておかなければならない言葉。そしてとても気に入りました。

私たちは人間である前に生物としてこの世に生きているわけですが、その生物の世界ではダーウィンの進化論の下で、自然淘汰が起きて今に至ります。
同じように全てのものが 「淘汰」 という概念のもとに動いているのですね。経済ですら、コロナ禍や不景気になって初めて、不都合な真実が可視化されるというか。その酷さを想う一方で、今回の文は結局今に理由があって、全てなのだよと背中を叩かれる気にさせます。

著:ジェイソン フリード, 著:デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン, 翻訳:黒沢 健二, 翻訳:松永 肇一, 翻訳:美谷 広海, 翻訳:祐佳 ヤング
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ブンジブ主筆、そして編集長。知的好奇心は尽きず、月30冊の読書量をもっと増やしたいと願う毎日。