ブンジブ

文慈部:あなたをそこから自由にする名文たち

シリーズ:偉紡文

偉人が紡ぐ名文。Vol.9 ―ソロモン王編

サミュエル・スマイルズの 「品性論」 からの文です。
この前後では特に言葉というものの重みと怖さに激しく言及しています。洋の東西を問わず似たような表現は他にもあり、有名なところでは 「沈黙は金、雄弁は銀」、また古代中国にも 「知るものは言わず、言うものは知らず (老子)」 とあります。いずれの言葉も大事にしたい。
そもそもこのスマイルズの 「品性論」 という本。あふれんばかりの珠玉の名言と偉人たちの知られざるエピソードの宝庫。プラトンにピタゴラス、ヴォルテールにモンテーニュ、おまけにジェレミー・ベンサムも・・・。私としては伝えたいことがいっぱい。人間力向上のためにずっと読み続けていたい。忘れたくないのでどうにか脳裏に焼き付けたい。そう思わされます。一読の価値ありです。